BLACK&WHITE 【梅茶付け】

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タンポポ
黄色い花

~一章~とある少年と猫の物語~

愚作ですが暇つぶし程度に読んでいただければ幸いです
もし感想を聞かせてくれたなら、今後の作品にぜひ役立てたいと思っています

少年は高校生だった。
そろそろ受験に向けて勉強しなくてはいけない時期だった。

今日もいつもと同じように学校での授業が終わり、帰る間際の意味のなく長いホームルームが終る。
うちの担任はいつも話が長い、
「は~ぁ・・・」
今日も長い一日が終わった。
実際はまだ一日の半分近くしか終わってないが、学校という束縛空間は一日並に長く思える。
さらに今日は口うるさく担任に怒られたのだ。
今までサボっていた分の宿題を終わらせないと今学期の成績があぶないらしい。
「早く帰って片付ける事にするか」
自分が悪いとはいえ考えるだけで気が重くなる。
「コラどこ行くの!」
教室を出ようとしたところで突然女子に呼び止められた。
「家だよ、帰宅」
「今日掃除当番だよ」
「あぁ・・・」
憂鬱。
まだ一日は長いようだ・・・
日常は変わり無く過ぎていく。

学校から駅まで十分、その駅から家の最寄り駅まで電車で十五分。
駅を出て家路の途中、広い公園の脇を通るいつもの下校コース。
そして学校の帰り、この公園を突っ切る感じで抜けると壊れた塀が存在し、その隙間をさらに抜けると大きな病院の敷地内へ出る。
病院を避けず家まで一直線にいけるためこれが最近見つけた近道だ。
残念ながら朝は人が多く、さすがに使わないが。

敷地内は広く小さな噴水までもがあるぐらいだった。
ふと顔を上げると一匹の子猫がお座りの格好でこちらを見つめ座っていた。
「また野良猫がこの辺住み着いたか?」
よく見ると子猫は首輪をしている、飼い猫かちゃんと面倒見てやら無いからこんなところに。しかも一応は病院の敷地じゃないか。
そこで思い出した。この子猫は最近よく見かけるじゃないか、最近この近道を使い始めてからだ。
おっとそれどこじゃない、溜まっている宿題を明日までに終わらせないと。
早足で家へと向かう

その猫が少年の日常を変えるきっかけになったのは単なる偶然か、必然か。

次の日もいつもと同じように学校へ向かう今日は寝坊してしまった。
両親は仕事、家にいるはずの姉貴ときたら起こしてもくれないで朝っぱらからどこ行ってるんだよ。
「しょうがない、近道を強行突破するか。」
家から駅への最短ルート、病院の門をくぐり敷地内へ
真中あたりを突っ切ろうとしているところで、目にとまったものがあった。
一匹の子猫が病院を見上げるようにして座っている。
この猫はまさか朝からいるのか?
さすがにそれは無いだろうと自問自答をしながらも、遅刻者と言う烙印を回避するため駅まで全力疾走。


結局その日は遅刻、遅刻を家族のせいにして朝から暗い気分をそのままに今日も家路についた。

いつもと同じように病院の敷地内へ入り、ふと猫の事を思い出し、周りを見回して見た。
いた。子猫は今度はベンチの上に座り黄色い花を加えていた。お見舞いか?
さすがにもう我慢できなかった。
だんだん哀れに見えてきて、同時に何か手伝いたいとも思えてきた。
餌を上げて見るかな、急いで家に戻り家の冷蔵庫をあさる
「姉貴、猫が食いそうなもんない?」
どうせ今日も姉貴は学校なんて行っていないだろう。
すると風呂上りなのか、頭にタオルを引っ掛けた姉貴が顔を出した
「ねこ?何でも食べるんじゃない?ミミズとか?そこにスルメがあるけど」
ほらやっぱり。
「サンキュー」
ぇ・・・ミミズ?聞かなかったことにしよう。
どたどたと家を出て病院へと向かう、病院の敷地内で黄色い花を銜えた猫がさっきとかわらず同じ場所で座っていた。
「よぅ!ねこ元気か。」
そういってスルメを差し出す。
しかし猫は見向きもし無かった。
「・・・うまいぞ?」
さすがに飼い主以外は食べないのか?でも動物は食欲に弱いって言うし。
そう考えながら回りを見ていると、いつの間にか猫はスルメをうまそうにたべていた。
うーん名前か何かあるだろうな、あ、そうだ首輪に書いてあるはずだ、今頃ながらに気付いた。

ハナ 有紀

猫の名前だろうか?有紀は人の名前っぽいから飼い主か何かだろう。
「そうか名前ハナって言うんだな」
にゃーとかわいげに返事をする。
そういえばこの猫は昨日もこれと同じ花を銜えていた気がする。飼い主想いの猫だなと感心する。
「おまえ忠猫だな・・・よし、俺が届けてやるよ。」
おせっかいな男だなと自分にあきれてしまったが、こうも毎日主人を待っている猫を見ると手伝いたくなるさ、その主人の顔とやらも見てみたかった。人のよさそうなおばあさんあたりだろうか?
子猫は美味しそうにスルメを食べ続けていた。


日常から一歩踏み出してみよう
それは必然か、偶然か、


学校の制服のまま病院へ足を踏み入れる。
「すいません、ここの病室にゆきさんっていらっしゃいますか?」
「ゆきさん・・・?」
「親族の方か何かですか?」
隣の看護婦が訪ねてきた。
「はい」
即答している自分に感心してしまった。
俺は一体何を考えてるんだ?
今頃になって後悔する。
見知らぬ他人がいきなり行ってどうするつもりだ?だいたい「ゆき」なんてこんな広い病院なんだから数人いてもおかしく無いだろうに!

一人であたまを抱え唸っている間
看護婦たちはやはり怪訝な顔で何事か話している。
すると俺が右手に持っているものに気付くと親族か尋ねてきた看護婦が思い出したように口を開いた。
「あぁ!ちょっとまっててね」
なんだ?いまからやっぱり帰りますっていうのは無しだろうか?

しばらくして看護婦が案内すると言った。
さすがにもう引き返せない、仕方なくついていく事にした。




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